国が違えば、様々な事が異なりますが、初めてオランダのお葬式に出席した時は、とにかくびっくりの連続でした。
葬儀は1週間後?!
オランダでは、家族がなくなると約1週間後に葬儀を行います。その間に、葬儀の案内を新聞に掲載したり、会場の手配や、招待状を送ったり等様々な手続きを行います。葬儀が行われるまでの間、遺体は家族の家に安置されます。これを聞いたとき、夏場とかエアコンがないオランダでどうするの?とびっくりしたのを覚えています。また、遺体をリビングに安置しているので何故か理由を聞くと、遺体は上の階に運んではだめらしくリビングに安置するのがオランダでは一般的とのことでした。また、オランダには様々な宗教を持つ方達が住んでいるので、宗教によりお葬式のやり方も異なります。私が3回参列したお葬式は、全て無宗教のスタイルでした。
セレモニー後は、宗教や人により異なります。先ほど書いたように、レストランに移動する場合もあれば、親しい友人や家族のみをセレモニー後に自宅に招く場合もあります。どういう形式かは、送られてくるカードに記載されています。
オランダに香典や通夜はない
日本だとお葬式当日に、香典を持っていきますがオランダではその習慣がなく、代わりにお悔やみカードや花を送ります。お葬式に出席する際に、花もどの花を送ればいいの?!とはじめは分からず、義母に聞くと「白いユリの花」が定番だそうです。もしどの花を送ればいいのか悩んでいる方や分からない方は、花屋さんで使用目的を伝えると、ちゃんとブーケのように作ってくれます。お花は事前手配か持参
お花は、お葬式当日に届くように、事前に花屋さんに手配をしに行きました。お花にはカードをそえますが、そこには旦那と私、旦那の家族の連名で名前を記しました。お花は会場に届くように郵送もできますし、当日直接持参しても、どちらでも大丈夫です。
当日持参の場合は、会場についたらスタッフの方に渡すと、セレモニー会場の柩の周りにおいてくれます。
服装について
日本のように真っ黒の服(喪服)というルールはなく、みんな綺麗めカジュアルの普段着でした。さすがに真っ赤な服やセクシーすぎる服を着た人はいませんが、黒以外のカラー服でも問題無く、少し綺麗めの普段着かワンピースで大丈夫です。男性でも、普通にデニムにシャツ姿という方が多かったです。スーツを着た方は2~3人と、ほぼ見かけませんでした。
びっくりしたセレモニー
お葬式では、セレモニーの最期に参列者が順に柩の前に立ち、それぞれがお別れをしました。お別れが済んだら、会場から退出し、その後レストランに移動しました。柩ごとレストランに運ばれ、レストラン会場の真ん中に置かれていました。そこでは、参列者が飲み物を自由に飲みながらおしゃべりをして過ごします。柩の上には、故人が好きだったものが写真と共に並んでいました。そして故人が好きだった音楽が流れ、ご両親や親族、友人のスピーチが始まります。スピーチはとても素敵な内容で、私もウルウルしました。ただスピーチ→音楽→スピーチ→音楽→スピーチと進んでいくのですが、故人が好きだった音楽を流すらしく、お葬式では彼が好きでよく聞いていたというかなりハードなヘビメタが流れていました・・・お葬式でヘビメタ・・・日本にはない習慣です。そのため、感動的なスピーチの合間に激しめのヘビメタと叫び声が流れ、悲しく泣いていた気持ちが音楽で😧😧😧😧て感じでした。これも、オランダらしいと感じました。別のお葬式では、葬儀場で家族や親しかった知人からのスピーチを聞きながら、今までの写真を柩の後ろにあるスクリーンにフォトムービーで流していました。セレモニー後は、宗教や人により異なります。先ほど書いたように、レストランに移動する場合もあれば、親しい友人や家族のみをセレモニー後に自宅に招く場合もあります。どういう形式かは、送られてくるカードに記載されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿