海外生活 Life in the Netherlands: 3月 2022

2022年3月22日火曜日

【オランダ生活】オランダからの一時帰国!KLMオランダ航空新ルート仁川経由まとめ

現在、日本に一時帰国しています。これから一時帰国する方に、PCR陰性証明の取得からファストトラック、KLMオランダ航空の新ルートである韓国の仁川経由情報や、日本入国の手続き、宿泊施設などお役立ていただきたくブログに2回に分けて投稿します。

KLMオランダ航空の仁川経由について

これまで、ロシア領空を通過する全てのフライトの運航見合わせの影響で、成田と関西空港発着のフライトが欠航になっていましたが、2022年3月14日から、KLMオランダ航空は韓国の仁川経由という新ルートで運行が開始しています。


そのため現在、KLMオランダ航空の魅力のひとつであったオランダ~日本間の「直行便」はなく、仁川経由のみとなっています。先日の発表では、仁川経由の運航は5月22日まで継続とのことだったので、次回日本に一時帰国する時にはまたルートが変更になっているかもしれません。

今回、私はオランダから日本(関空)へ子連れで一時帰国をしました。正直、小さな子供連れでの長距離フライト、仁川空港内でかなり歩き、フライト時間も夜便に変更などでとても大変でした。それについては、また別で書きたいと思います。

Health Screeningを受ける

オランダのスキポール空港で、KLMのチェックインカウンターにてチェックインの際には、パスポート、ID、出国前 72 時間以内の検査証明、Corona checkアプリのQRコードの提示を求められました。その後まずは搭乗券に記載されているゲート番号へ直行し、Health Screeningを受ける必要があります。そのため、搭乗まで時間があるとのんびり買い物したりする前に、先にHealth Screeningを受けておくことをおすすめします。


Health Screeningでは、体温測定、vragenlist gezondheidstoestand(コロナに関する健康状態に関する質問表)に回答します。私の時は、この質問表はスペイン語、韓国語、英語、オランダ語の4言語で用意されていました。質問内容は3つのみと簡単なもので、事前にMY SOSで回答したものとおなじような内容でした。その質問表に日付入りのスタンプをもらったら、搭乗時間までゆっくりできます。

このスタンプを押してくれた時に、やっと飛行機への搭乗ゲート番号を教えてもらえました。この「やっと」の意味は、搭乗券にも、発着掲示板にもHealth Screeningを行う搭乗ゲート番号しか書かれていなかったのと、チェックインカウンターでもHealth Screening後の受付で搭乗ゲート番号を教えてくれると言われていたためです。

ただ、搭乗が開始すると、まだHealth Screeningをしていない人がいたようで、搭乗口のアナウンスですぐに受けてくるように放送が流れ、あわててゲートに行く人が何人かいました。搭乗の時には、パスポート、搭乗券、質問表の提示が求められます。

アムステルダム~仁川空港

私が乗ったKL867便、アムステルダム~仁川空港までは90%程度席が埋まっていて、ほとんど空席はありませんでした。もっと空いているのかな?と思っていたのであまりの人にびっくりしました。ただ、韓国経由という事もあってか私の周りの席の方含め、乗客の方は韓国の方がすごく多かったです。


仁川空港での手続き

仁川空港では、全員が一度手荷物を持って飛行機を降り、保安検査を受けて再び搭乗することになります。受託手荷物については、同じ飛行機に再度乗るため最終目的地まで直接運ばれるので、心配せずそのままで大丈夫です。

まず飛行機を降りてすぐの所に、Osaka(関空)行きのゲート番号が小さい紙に書いて貼られているので見逃さないようにしましょう。

Osaka(関空)行きの搭乗ゲート番号に向かってしばらく歩いていくと、途中で保安検査場があり、ここでは体温確認とセキュリティチェックがあります。このセキュリティチェックでは、パスポートと搭乗券のみ確認があります。手荷物は全てケースにのせ、電子機器類も出してケースにのせます。また、飲み物はここですべて没収されます。

私の時は、コロナの影響もあってかセキュリティチェック後から搭乗ゲートまでのお店は開いていなくて、飲み物が買えずでした。そのため、小さい子連れの方は子供の飲み物に関しては没収されなかったので、飛行機を降りる前に、事前に飲み物をマグに入れて用意しておいてあげるといいと思います。

セキュリティチェック後は、飛行機の搭乗ゲートにいくという流れで、再度同じ飛行機に乗ります。アムステルダム~関空行きは、仁川空港で1時間45分停止時間があったので、慌てず時間に余裕をもって動けました。

息子は、あまり寝れずで韓国につく3時間前に爆睡モードに入り、朝ごはんがきても起きない、ライトがついても起きない、周りが騒がしくなっても起きない、韓国に到着し飛行機から降りなきゃなのに何度起こしても起きない(笑)仕方がないので、14kgの寝たままの息子を抱っこし、12kgの手荷物を背負い汗をかきながら関空行きの搭乗ゲートまで歩きました。

また、この搭乗ゲートまでの道のりがなかなか遠い・・・結構歩きました!私たちは、関空での手続きや、検査結果が出るまでかなり歩くことを聞いていたので空港内でも使用できるようベビーカーを機内に持ち込んでいましたが、経由地では持ち込みでもベビーカーやバギーは降ろされる事はなかったため、ただただ抱っこで歩くことになりました。

仁川空港~関西空港

仁川空港~関空までは、びっくりするぐらいほとんどの席が空席でガラガラ状態でした。そのため、飛行機が飛んだ後にシートベルトサインが消えた後なら、席の移動は可能ですと放送が流れていました。ちなみに、再度乗った飛行機は、清掃が終わっていて綺麗になっていたのと、寒いぐらいに空調が効いていて多分空気の入れかえもしたのかな?というぐらい肌寒かったです。

ちなみに、アムステルダム~仁川空港、仁川空港~関空の飛行機には日本人乗務員は乗っていませんでした。アナウンスでもそれは伝えられていて、代わりに所々で録画されていた日本語のアナウンスが流されていました。そのため、まだ飛行機は上空を飛んでいるのに「関西国際空港に到着いたしました」とアナウンスが流れるなどのズレは何カ所か出ていました。

関空到着!日本入国の流れについて

関空に到着する前に、機内アナウンスにて「唾液採取を行う1時間前からは、水含め飲食は禁止です。飲食後の唾液では、正確に判定ができない場合があります。」と案内がありました。そのため、関空に到着後は飲食できないので、それまでに喉が渇いている場合などは済ませておくことをおすすめします。

関空に到着後は、機内アナウンスにて「席を立たずにそのまま座席に座っているよう」に流れ、しばらくすると関空の職員の方が来られ、飛行機を降りてから入国までの流れの説明が機内でありました。その後、スタッフの案内に従って順に下記手順で進んでいきます。


ちなみに、検査の種類は唾液採取でした。ただ、乳幼児など唾液採取が難しい場合は、鼻に綿棒を入れて行う鼻咽頭ぬぐい液を採取する方法で対応してくれます。息子も2歳で、唾液採取はむずかしいので鼻咽頭ぬぐい液を採取する方法でお願いしました。ただ、こちらの方法は唾液採取より結果が出るのが少し時間がかかります。検査結果は、約40~50分で出ます。


私達は、事前にMY SOSをダウンロードしファストトラックを入力しておいたおかげで、QRコードとワクチン3回接種済の証明書のみの提出で、各手続きを早く済ませることができ、事前登録しておいてよかったと感じました。どの程度スムーズにすんだかというと、飛行機を降りてから、各種手続確認、検査を受け、検査結果が出て、パスポートコントロールに着き出国まで約1時間半です。ただし、これは日本人の場合です。

私の家族の場合は、飛行機を降りてから出国まで2時間45分かかりました。その理由は、パスポートコントロールの前まではファストトラックでスムーズに行きましたが、私は旦那がオランダ人なので家族一緒に入国手続きを行ったため、「再入国 Visitor」側のパスポートコントロールからの入国をしました。あまり長くない列なのに、ここで列に並び順番がくるのを1時間15分待ちました。並んで順番を待っている人達の間でも、なぜこんなに時間がかかるのかと声もでていたぐらいです。

子供も、ただ立って1時間以上も同じ場所にいるのに飽きたのと、疲れと眠さでぐずり始めるしで、なかなか大変でした。国際結婚され、子連れで一時帰国される方は最後のここで気力と精神を使うと思うので、ファイトです!

ここでは、パスポート、健康カード(関空でもらえる)を提出し、追加で結婚証明書があるか聞かれましたが事前に用意していたので提出しました。私たちは念のため、渡航に備えオランダの市役所で息子の出生証明書、結婚証明書を発行してもらい用意していました。また、私の日本の戸籍謄本も念の為持ってきてたので、結婚証明書に加え上記2点も合わせて一緒に提出したらスムーズに手続きが進みました。

そのため、追加資料に関して聞かれなければいいですが、聞かれた際にすぐに提出できるように準備しておくといいかと思います。ちなみに、パスポートコントロールの職員の方に、「出生証明書については、次回帰国時に今使用したものを再度使用してもいいですか?3ヶ月以内のものではなくなりますが、、、」と聞くと「できれば、最新の3ヶ月以内の出生証明書をお願いできればと思います」と回答されていたので、出来れば最新の方がいいとのことです。

宿泊先について

到着時刻が夕方で、長距離フライトで疲れた後に大荷物を持って交通公共機関で帰るのは疲れると思ったのと、何より息子の体調面が心配だったので到着した日は1泊だけ空港近くのホテルを予約していました。

これが、正解でした!出国できたのは、時刻は夜の9時15分を過ぎていて、疲れて眠くてぐずぐずの息子を抱っこしつつ、スーツケースにベビーカーの大荷物。さらに、私達も体力も精神ももうヘトヘトで、空港から5分でホテルに到着しお風呂に入り、夕ご飯を食べ、ゆっくり休めたのは、本当によかったです。

少し長くなったので、別のブログにてオランダからの一時帰国について紹介します。

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