オランダでは、ガソリン、光熱費、食費、日用品などすべてが値上がりしているのを感じる毎日です。特に、エネルギー費問題があり、あまりの値上がりに高く払えない人が出てくるなど、ニュースにもなっています。
今回は、我が家の去年からやっているエネルギー費削減のためにしたこと(していること)を紹介したいと思います。私は本当に寒い時はヒーターをつけるけれど、設定温度を変えたり、シャツ1枚ではなく暖かい服を着て、防寒グッズを活用して、ヒーターに頼らずに暖かく快適に過ごしたいなと思います。
使用していない部屋のヒーターは切る
簡単でシンプルです(笑)。これ意外と普段使わない客室など、義理の母や友人が泊まりに来た後とか、切り忘れてることがあって必ず切るようにしています。本当に簡単なことですが、使っていない部屋のヒーターを消すだけでもかなりの節約になりました。暖かい防寒小物をそろえる
元々寒がりで、秋冬になると湯たんぽやふわふわ暖か小物が手放せないのですが、今年は追加でいろいろ購入しました。例えば、新たに2つ湯たんぽ、暖かいパジャマと靴下、もこもこ足首まであるルームシューズ。前は、足首をカバーしないルームシューズを履いていたのですが、足首まで包み込んでくれるブーツタイプのルームシューズを履いてからは、その暖かさにやられ愛用中です。温かさが全然違う!電気毛布を活用する
電気毛布、最高です!もう、これを使い始めてからは、手放せない愛用品になりました。友達に、おすすめだよと言われ寒がりの私は、じゃあ買ってみようかな?と軽い気持ちで使い始めたのですが、これが本当に買ってよかった!あまりに良くて、義理母にもプレゼントしたぐらいです。以前までは、冬の寒い夜は一晩中ヒーターを付けて寝ていたのですが、電気毛布と湯たんぽや暖か小物グッズ達のおかげで、去年の冬は私達の寝室は夜寝る前にヒーターを切っても朝まで暖かぬくぬくで過ごせるようになりました。息子の部屋はつけたままですが、私達の寝室のヒーターを、冬の間一晩中つけていたのを利用しなくなっただけで、びっくりするほど昨年はエネルギー費が下がりました。
シャッターの取り付け
我が家は、数年前に家を購入した時に、家全ての窓を付け替え気密性を高めたのと、全ての窓にシャッターを取り付けました。このシャッターが、本当につけて良かったとここ数年感じています。その理由として、冬になると外の冷たい空気が窓を通して部屋の温度を下げていたのを防ぐ効果があり、シャッターなしとありとでは部屋の暖かさが変わりました。今日のように日差しの出ている暖かい日には、日中シャッターを開けて太陽の光を取り入れ、夕方気温が下がる時間に閉めるようにしています。また、ここ数年はオランダの夏は猛暑。今年の夏も暑かったですが、我が家の家の中はずっと涼しくクーラーや扇風機などを使うことがなかったです。早朝に部屋の空気を入れ替えて、日中気温が上がる時間はシャッターとカーテンを完全に閉め切ることで、夏の間も家の中はとても涼しく快適に過ごせています。
オランダの家の窓は、特に大きいので外の温度が部屋の温度に左右されやすいと感じます。我が家のリビングの窓も、床から天井まで壁一面窓なので・・・春や秋はあたたかな光が入り心地よく、景色もよく快適なのですが、夏や冬は対策しないと大変な状態になります(笑)賃貸だと難しいかもしれませんが、家を購入された場合は夏と冬に大活躍のシャッターおすすめです!
夏や冬を快適に過ごすためには、「どれだけ隙間のない家」にするかだと思います。特にオランダの家は、古い家が多いため気密性が低い家がかなりあります。そういう家やアパートは、夏は室内が熱くなりやすかったり、冬にいくらヒーターを付けても、フローリングの床や窓際などの隙間から暖かい風が抜け部屋自体があまり暖まりません。そうなると、どんどんエアコンやヒーターのエネルギーを使ってしまうので、家の隙間を限りなく少なくすることが快適に過ごすために一番大事だと思います。
もし、窓を付け替えるのはとか、シャッターはちょっと・・・と言う場合は、窓枠に見た目は良くないですがプチプチを貼るだけでもましになります。
カーテンを断熱タイプに新調した
もともと新しい家に引っ越した時に、全ての部屋のカーテンは新調しました。でも、ここ数年の猛暑や冬の寒さ対策には弱いと感じ、よく利用する部屋のカーテンのみ、昨年ですが断熱タイプのカーテンに付け替えました。買う時に、丈や幅のサイズ、素材、洗濯可能かを重視して選びました。カーテンは、子供が汚したりするので家の洗濯機で洗えるのが大事です。
ただこれが、想像していたよりも、かなりの金額になってびっくりした思い出があります・・・寝室やホームオフィスは既存のサイズで買えたのですが、リビングの窓枠に合うサイズの断熱カーテンがなく完全オーダーメイドになり、これが高かったです。まあでも、これから何年も使っていくものだし、エネルギー費削減になるし、寒い冬を快適に過ごすための出費だと思えばと自分に言い聞かせました(笑)去年の冬、実際に使ってみて部屋の温度を保ってくれているのか、快適に過ごせました。この断熱のカーテンですが、シャッターと同じように冬だけでなく夏にも、暑さ対策として大活躍してくれました。
床の冷たさを和らげる
フローリングの床は、冬になると足元から冷えちゃうので、ソファーのエリアや、子供がよく遊ぶエリアなどには冬の間カーペットを敷いています。ただ、カーペットだけだと子供と寝転がって遊んだりした時や、夜になるとまだ冷えを感じるので、去年などはアルミシートをカーペットの下に敷いていました。これをすることで、保温効果が高くなり息子と寝転がって絵本を読んでいても床からの冷えを感じませんでした。キッチンもかなりの時間立って作業をする場所なので、同じようにアルミシートの上にラグを敷いているのですが、足元が冷たく感じないのでやってよかったなと思います。
ベッド周りを暖かく快適に
秋冬の寒さを感じる時期になったら、ベッドシーツの上に毛布を敷くようにしています。よく毛布の上に布団という順番で使っている人も多いと思いますが、実は毛布をシーツの上に敷いて、寝て、その上に布団・毛布の順にかけて寝ると暖かいです。私は先ほど書いた、電気毛布を活用していますが、電気毛布がないという人でもこの順番にして寝るだけでもベッドシーツの冷たさを感じず、布団に保温された熱を逃さず暖かく寝られます。
断熱材・ソーラーパネルを取り付ける
もともと、家の一部の壁には断熱材は入っていたのですが、家全体ではありませんでした。そのため、断熱性の高い家にしようと断熱材を全体に入れたことで暖かくなったのと、エネルギー費も下がりました。
ソーラーパネルは、まだ取り付けておらず何社か見積もり打ち合わせをして決めたのですが、予約がいっぱいで取り付け工事は来年になりました。去年から、取り付ける方が増えたそうです。
家のランプをLEDに換える
今まで、家のランプは適当に買ったものを使っていたのですが、オランダのエネルギー費高騰を見て家中のランプをLEDに全て交換しました。これ、先週LEDにしたばかりなのですが、アプリで家のエネルギー状況を確認したら、ランプを付け替えた翌日から、かなりグラフが下がっていて「え?こんなに?」とびっくりしたほどです。IKEAで我が家は買いましたが、いろんなタイプのLEDランプがあり手軽にできる節電方法です。
上に書いたように、対策できるところはしました。でも、大好きなお風呂にゆっくり入ったり、料理やお菓子作りのためにガスやオーブンを使用するなど、自分にとっての癒しや快適だと感じるものや時間を削ってまで節約しようとは思わないので、その代わりできる範囲で対策しています。
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