オランダでは、8月中旬頃になるとニュースにもなりますが自然保護区に咲く、Heide(ハイデ)の花が満開に咲きます。この時期だけ見られる光景で、小さな紫色の花がたくさん集まり、一面見渡す限り咲いている光景は、まるで紫色のカーペットのようでとても綺麗です。
この景色は、8月中旬~9月中旬ごろまで楽しむことができます。ただ、毎年Heideを訪れていますが、例年の気候の変化で開花時期が早く始まることもあったり、9月中旬を過ぎても花を楽しむことができる年もあります。
日本では季節を感じるイベントや食べ物などがあり、各季節の移り変わりを楽しむ文化がありますが、オランダにも少し季節を感じ楽しむ文化があります。
その一つが、このHeide(ハイデ)です。オランダ人にとって、このHeideは夏の終わりを感じる花で、この時期には花屋さんのなどの店頭に並んだり、Heideの花が満開になると毎年ニュースにもなり、多くの人が晴れた日に花を楽しみに自然保護区であるHeideを訪れます。
私も、ニュースを見たその日の夕食後に、サイクリングがてら家族と見に行ってきましたが、とても綺麗でした。また翌日の週末も、お天気が良かったので再度Heideへサイクリングへ。ニュースを見た人や、お天気も良かったためか、散歩している人や、サイクリングをしている人などいつもより人が多くて、あまりの数にびっくり!Heideは、限られた国にしかなく、あるのはオランダ、ベルギー、イギリス、アイルランド、西ヨーロッパのみなので、この時期のおすすめです。
Heideを楽しめる場所
オランダには、Heideが見れる自然保護区は各地にあります。オランダで一番、有名なHeideといえば、「De Hoge Veluwe」です。また他には、私も何度も訪れたことがある「Kalmthoutse Heide(カルムトハウツェ・ハイデ)」の自然保護区は、オランダとベルギーの国境両側にあり、ウオーキングのルートも豊富なので、毎回行くたびに違った自然の風景を楽しめるので、個人的にはいくつかある自然保護区の中でもお気に入りの場所のひとつです。そして、バードウオッチングとしてもここは有名な場所です。また他にも、「Mookerheide」や「Veluwezoom」も「今まで歩いた中で最も美しかった!」と評価されている人気の場所です。
Heideが見れる場所
Gelderland
De Hoge Veluwe
Veluwezoom
Elspeetsche Heide
Ginkelse Heide
Renderklippen
Hatertse en Overasseltse Vennen
De Hoge Veluwe
Veluwezoom
Elspeetsche Heide
Ginkelse Heide
Renderklippen
Hatertse en Overasseltse Vennen
Noord-Brabant
Kalmthoutse Heide
Heide Loonse en Drunense Duinen
De Groote Peel
Mastbos
Oirschotse Heide
Oude Buisse Heide
Rucphense Heide
Regte Heide
Strabrechtse Heide
Bergse Heide
Landschotse Heide
Kampina
Landgoed Huis ter Heide
Limburg
Brunssummerheide
Mookerheide
De Groote Peel
ここに記載したHeideは、一部なので、ここに記載していないけれどHeideを楽しめる自然保護区がまだまだたくさんあります。私のように、オランダ南部に住んでいる方は、南部にも何カ所もあり、実はHeideが一番多いのはNoord-Brabantになります。
天気のいい日には、写真のように乗馬をしている人達の姿も見ることができます。
私がよく行く自然保護区のHeideは、至る場所にベンチやテーブルが用意されているので、散歩やサイクリングの途中で休憩したり、ピクニックしたりしている人をよく見ます。
また、Heideの季節が有名ですが、それ以外の季節に自然保護区に行くと羊の遊牧が見れたり、野生動物が近くで見れたりして、また違った楽しみ方ができます。
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