オランダも寒く長かった冬も終わり、少しづつ春を感じられる日ができてきました。外を歩いていると、花や木々の蕾がふくらみはじめ、クロッカスが綺麗に咲いているのが見られるように。青い空が見れ、花や木が顔を見せ始め、暖かい光を感じられる春が来るとワクワクします。
オランダでは、あたたかな春の気候が続くようになると、Voorjaarsschoonmaak(春の大掃除)が行われます。日本だと、新しい年を迎える前の年末年始に大掃除をしますが、オランダでは暖かい気候になってきた春に行います。
掃除に関しては、日本の年末年始の大掃除と同じように、1日で終えるのではなく、各場所をスケジュールをたて少しづつ行うことが多いです。暖かな太陽の光を感じ、窓を開け、カーテンを外して洗い、カーペットやマットも洗い、家具を動かし掃除し、窓を拭きと、大掃除!友達は、「私は、PCのデスクトップやデータ類も綺麗にしたわよ!」とも言っていました。
また、ガーデニングが好きなオランダでは、冬の間雪に埋もれた花壇を整備したり、庭の木の根に腐葉土を入れ直したり、花や木々の手入れなども行います。また、石畳の間に冬の間に苔などがはえるので、隙間掃除用の専用の道具を使って石畳の間の掃除も行います。このブラシで、力を入れてゴシゴシ・・・これが、なかなか体力をつかうので、お庭掃除だけでも数日に分けて天気がいい日に行うようにしています。
なぜ春なのかなと思い旦那に聞くと、長く寒かった冬が終わって、春と共に太陽を感じエネルギッシュな気持ちになるから、春は掃除にピッタリな季節なんだと言っていました。また、冬は窓を開けて掃除するには寒いため、暖かくなる春に太陽を感じながら大掃除をするそうです。
そのため、春の大掃除の時期になると、お店には様々な掃除道具が並びます。私は、それを見ると、「あー、春が来たんだな」と感じます(笑)
そして、大掃除に関する番組がこの時期は、放送されたりもするのですが、以前テレビを見ていた時に、ある番組で「まずは、自身の準備をしましょう!美味しい朝ご飯をしっかり食べ、気分がのるお気に入りの音楽をかけたら、さあ掃除をはじめよう!」と紹介されていたことがあり、私達も掃除時にはノリの良い音楽をかけ、歌いながら、時々踊りながら掃除をするようになりました。まあ、これが個人的には楽しいし、気分よく掃除ができるんです(笑)
私達は、大掃除のついでに部屋の模様替えも行います。同じ家具でも、配置やソファーやクッションの配色、飾る小物類などを変えるだけで、いつものリビングルームの雰囲気が変わり新鮮な気持ちになります。
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