海外生活 Life in the Netherlands: 【海外子育て】 オランダのスイミングABCの紹介

2026年4月15日水曜日

【海外子育て】 オランダのスイミングABCの紹介

オランダの子供で一番人気の習い事といえば「スイミング」。

最近は日本では暑すぎる等の理由で、夏のスイミングの授業を学校で行わない学校も出てきているようですが、私が子供のころは学校にプールがあり、授業の一環としてスイミングを習っていました。夏が近づくと学校指定の水着と帽子をかぶって、学校でみんなでスイミングの授業、楽しかったなあ。

でも、オランダの学校にはプールはないので、各家庭で習い事としてプールに通わせます。





スイミングは何歳から始めるの?

オランダでは早くて4歳ぐらいからスイミングを習い始めます。息子は5歳になってから始めました。はじめ4歳からと考えていたのですが、まだ筋肉や力がそこまで発達していないのであまりに早期から始めると、ただでさえゆっくり行われるスイミングのレッスンが、さらに長くなると周りのママたちから聞いていたので、5歳からにしました。

私たちもそろそろと、スイミングの学校に問い合わせをし申し込むも、4か月のリスト待ちでした。この話を他のママにすると、まだ短いほうだとか!申し込み後、半年リスト待ち、または1年待ちということも多いそうで、ラッキーね!と言われました。申し込み後にすぐに通えるわけではないのが普通らしいので、オランダにお住いの4~5歳のお子さんをお持ちの方は、早めにスイミングの学校を決め申し込みをしておいたほうがよさそうです。


オランダのスイミングABCて何?

オランダの子供の習い事といえば「スイミング」、もちろん泳ぐことが好きで通っている子供もいるけれど、好きだからという理由ではなく、持っておくべきだから通わせているという家庭の方が多いです。オランダは水資源が豊富な国なので、どこにでも運河、川、池、また海沿いなら海があります。私の住む家の近くにも運河と池がいくつもあります。そのため、もし子供が落ちてしまっても自分で泳いで岸まで泳げるようにオランダでは「泳げる」ことが子供のころから必須となります。

そのため、ディプロマを持っていない子供は川や海で泳ぐ場合は浮具やベストを着なければならず、室内のプールにおいても同じルールです。もしプール等で着ていない子供がいると、スタッフが「あなたはディプロマ持ってるの?」と確認の質問をされます。

オランダのスイミングの卒業証書はA、B、Cの3つがあります。ディプロマはA、B、Cとありますが、Cまで取る子もいれば、Bまでを取得後スイミングをやめほかの習い事を始める子もいます。ただし、Nationale Norm Zwemveiligheidによると、Cまで取得することを推進しています。Cまで取得してはじめて、アトラクションのあるプールや、海を除くオランダのほとんどのオープンウォーターで安全に泳ぎ、溺れることなく生存できるスキルを身につけていると認められることになるそうです。そのため、まだ時間がかかるけれど息子もCまで頑張ってもらおうと思います。

スイミングを開始する年齢や、それまでにどれだけプールで泳いだ経験があるかにもよりますが、たいていの子供はディプロマAを取得するのに週1回のレッスンで1年ほどかかります。ディプロマA、B、C全部取るには1年半~2年かかる・・・もうね、周りのママたち、私もだけど「ゆっくりすぎる!」という進み具合。ほかのプールに通うママさんに聞いても、おんなじ答えなので進み具合はどこもほぼ同じなんだろうな。

息子は、泳ぐのが好きでも嫌いでもないという気持ち。
できれば、ほかのことを習いたい気持ちもあるそうです。

でも、「泳げる」ことが子供のころから必須のオランダ。このディプロマをもっていないと、プールや海に行っても、ベストを着なければならなかったり、学校の遠足や、誕生日パーティー等、友達との遊びに加われない状況も出てきます。もしそうなったら、息子だけ仲間に入れないのはかわいそうだなと思ったのと、そして、おぼれた子供がいるニュースなども毎年聞くので、いつでも親が子供の目の届く場所にいるとは限らないので、息子には自分で自分を守れる手段を身につけてほしいと思い、それを息子に説明しスイミングを頑張ってもらっています。

週1回、60分の授業。

月額84ユーロです。

春の休暇や、夏のバカンスはオランダにいず海外に毎年いるため、その期間息子はスイミングをお休みすることが多く、ほかの子より少し時間をかけてスイミングを進めています。


どんなことを習うの?

日本とオランダのスイミングの教え方、見ていると大きく違うなと感じます。
まず目的が「子供自身が自分の命を守るため」にスイミングを習うので、様々なシチュエーションを予想した場合の泳ぎ方を習います。

はじめは、べストを着て水になれるところからスタート。そのあと、水中や水面での方向感覚を身につけていき、さらに水に落ちてしまった場合などに、足のつかない深いプールで泳ぐ練習をし、水底にあるブロックを潜り取り、水面まで上がる練習をします。平泳ぎ、背泳ぎ、クロール、立ち泳ぎ等基本水泳を習い、なれたらべストを脱いで比較的短い距離を泳ぐのが基本のディプロマAのレッスンです。




BやCになると、Aで習った基礎水泳をより深めていく内容で、泳ぐ距離も長くなります。また、着衣したまま飛び込んだり、水の中の穴を潜ってくぐったり、長距離を泳ぐ練習も必ずします。これは、運河や川に落ちた時に、服を着ているためそのシチュエーションを想定し、服や靴を履いた状態で泳ぎます。水着と比べ、服を着ていると重く感じるし、靴も履いているので泳ぎにくいけれど、そのような状態でも「泳げる」ように練習を繰り返します。

平泳ぎは顔をつけず、水面から顔を出したまま泳ぐ練習をします。
また、手の動かし方も私が日本で習ったのと異なりました。

つまり綺麗に泳ぐではなく、泳ぎきる、つまり生き残るためのスイミング。

子供たちが泳いでいる姿は、待合室のガラス張りから見ることができます。
たいていカフェが併設されています。ただ、ずっと見てると必ず「ママ!」と手を振るので集中できないと思い、時々見る程度にしているのですが(笑)先週は息子が泳いでいるのを見ていると、足のつかない深さのプールにべストなしで飛び込み、2M先にある水中にある穴をくぐり、水面に浮上し、背泳ぎで泳いで壁のところまで泳ぐというのをしていて、素直に「すごいな!」と感動!

大人の私でも、足のつかないプールに飛び込むのはドキドキするし、水中にある穴・・・くぐれるかな?と。でも、見ていて思ったのはオランダに限らず、いつ水に落ちるのか、または水面に高いところから飛び込まなければいけないシチュエーションになるのかわからないので、その時に怖くて飛び込めないではなく、飛び込み、泳ぎきれる自信と勇気をみにつける練習もしているんだろうなと感じました。

あと、先生が言っていましたがディプロマを取得して終わりではないということ。大事なのは、自動車の運転免許と同じように、スイミングの資格を取得した後も定期的に泳ぎ続けることが大事。これは、水に慣れ親しみ、習得したスキルを忘れないため、そして飛び込み泳ぎきる勇気と自信を忘れないためでもあります。





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