海外生活 Life in the Netherlands: 【オランダ教育】オランダの小学校で開催されるinloopochtendについて

2023年11月19日日曜日

【オランダ教育】オランダの小学校で開催されるinloopochtendについて

今回は、オランダの小学校で開催される「inloopochtend」について紹介します。

この「inloopochtend」とは何かというと、保護者向けの学校&授業見学のことです。このinloopochtendですが、息子の学校では月に一度開催されていますが、学校によっては数か月に一度というところもあります。事前に予約等は必要ありません。そのため気軽に参加できるのも嬉しいところ。

先日、アメリカから戻り久々に参加してきました。朝、子供を学校まで送っていき、いつもなら建物の入り口前で見送るところを、この日は親も子供と一緒に教室に入り子供の隣の席に座って一緒に授業を見学します。




inloopochtendがいいと思う点はいくつかあるのですが、特に

1.仕事前に参加できる時間帯
息子の通う学校では、開催時間は8:20~9:00までの40分と決まっています。そのため、息子の様子も見たい、でも仕事の調整も大変という私にとって、この時間帯はありがたい!9時に終わるので、息子の様子を見てから仕事にそのまま行くことができます。ただ、学校によっては10:00までの所もあるので学校により開催頻度や時間は異なります。

2.子供の学校での様子が分かる
息子がいるGroep1のクラス全体や、各グループの雰囲気を見たり、普段どんなことを学んでいるのか、どんなふうに授業が進められているのかを見れるのもいい点だと感じています。また、一番私が知りたいクラスの中で息子がどう過ごしているのか、どんな様子なのか等を見れるいい機会でもあります。

3.担任や親同士の交流がもてる
授業前にはなりますが、担任の2人の先生に話を聞いたり、また他の子供の親と話したりする機会がもてます。息子がよく一緒に遊ぶという子の親とも、お互い仕事等でお迎え時間に顔を合わせる機会が少なく、一度お話ししてみたいと思っていたけれど顔を見たことがありませんでした。でも、このinloopochtendの日には顔を合わせお互い話せるので、親同士にとってもいい交流の機会になっています。

inloopochtendの日は、8:20~9:00までの40分間見学でき、その後親は教室を出ていきます。教室を出る前に、子供達を抱きしめたりキスをしてから出ますが、子供によっては、その時にもっとパパやママといたくて泣き出したり、抱きついて離れない子もいます。息子も、学校に通い始めたばかりの時はコアラのように抱きついて離れませんでした(笑)今では、少し口をへの字にはしますが、泣かずに「もっとママといたいよ。ママ、学校が終わったら遊ぼうね」と言って見送ってくれるまで成長しました!

ちなみに、息子の学校では、Groep1~Groep8まで全ての教室にデジタルボードがあり、そしてi-patが1人1台使えるように用意されています。Groep1では朝登校し教室に入ると、教室の真ん中にあるデジタルボードに子供向けの音楽動画が流れています。そのため、その前でダンスする子、じーっと動画を見ている子、自分の席につきブロックで遊び始める子と過ごし方は色々です。授業開始と共に音楽はストップし、各自の席に座ります。そしてデジタルボードにその時にする指示が表示され、それに合わせ担任がサポートしつつ各グループごとに決められているタスクを進めていきます。息子のクラスは約28名の子供がいて、4つのグループに分けられて進めていきます。この日の息子のグループは、テトリスのようなブロックが各自に配られ完成させることでした。やり方は自由、息子は比較的早く終えたので、次のタスクにうつるまで本を読んで過ごしていました。

その後、円形に椅子を動かし子供達は丸い円状に座り、デジタルボードで授業を進めていきます。とてもテンポよく進んでいき、途中子供が飽きないようにその月のテーマに関する動画を見せたり、ダンスを取り入れたりしながら進められていきます。私の時代は黒板にチョークでしたが、デジタルボードだとできる幅が広がるしテンポよく進められて便利だな~と感じました。





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