海外生活 Life in the Netherlands: オランダで子宮がん検診に行く

2016年7月8日金曜日

オランダで子宮がん検診に行く

海外に住む中で、一番心配なのは健康だと思います。

そのため、オランダに来る前に、健康診断と乳がん検診は済ませてきたのですが、時間がなく子宮がん検診を受けることができませんでした。

しかし、心配していたら、日本の産婦人科の先生が「オランダに行くなら、オランダのほうが子宮がん検診に対して、女性は積極的だし進んでいるよ」と言われ、オランダで受けてみることにしました。

オランダに来て、3か月目までに保険やホームドクターの登録も済ませ、一通り生活の基盤は整ったので早速オランダのシステムについて調べてみました。するとびっくりしたのは、乳がん検診はなんと50歳からでした・・・日本だともっと早いですよね?私は、自分の健康管理のために20代の頃から毎年受けてきました。そのため、来年はオランダで受けるとなると、自費しかないな~と検討中です。

ちなみに、子宮がん検診については、オランダでは30歳以上の女性に対して、5年に1度無料で受けられることが分かりました。

しかし、私の場合5年に1度というと、いつそのお知らせの手紙をもらえるのかが、よくわからなかったため直接電話して聞きました。電話で、オランダに引っ越してきて、今年検査を受けたいことを伝えると「じゃあ、すぐに手紙を送るわね。手紙が届いたら、それを持ってホームドクターの所へ行ってね。」と・・・びっくりするぐらい簡単にもらえました。

そして、電話から2日後に手紙が届きました!あまりの対応のはやさに、びっくり!

封筒の中には、お知らせの手紙が1枚と、ホームドクターに持参する質問票が1枚入っていました。早速、ホームドクターに事前に予約を取り、オランダで初めての子宮がん検診に行ってきました。

窓口には、前回とは別のアシスタントの女性が座っていました。予約時間と名前を伝えると

「今日は、私が対応するから隣の診察室に入って待っててくれる?すぐに、行くわね。」と・・・

私はてっきり、ホームドクターから体調面で問題がないかなどの日常生活の質問の後に、産婦人科かどこかの病院への紹介状をもらえ、それをもって検査に行くのかと思っていました。しかし、オランダでは子宮がん検診は各ドクターのアシスタントの方が対応してくれるそうです。

そして、待つこと5分・・・アシスタントの女性が診察室に来て準備を始めたので、「それじゃあ」と下着を脱いで準備しようとすると

「あ、ちょっと待って。まずは、子宮がん検診の流れと、結果の伝え方について説明するわね。だから、まだ脱がなくていいわよ(笑)」と笑われてしまいました・・・恥ずかしい。

流れの説明の後には、持参した質問票に従って答えていきます。聞かれることは、生理の最終日とか、服用している薬はあるかとか、ピルは飲んでるかとか、一般的なことをいろいろ聞かれました。

その後に、検診です。

「じゃあ、下着だけ脱いでここに足をおいて、横になってね。」

と言われ、さっさとベッドへ横になると

「早いわね(笑)」

と、またまた笑われました・・・。

検査後は、血が出る方もいますが、ちゃんとナプキンも用意してくれていました。
検査を受ける前は、オランダでの検査がどういうものか分からず緊張していましたが、アシスタントの方の対応もとてもよく、笑顔で話してくれ、落ち着いて検査を受けることができました。


【子宮がん検診の流れ】

1.窓口で予約時間と名前を伝える
2.名前を呼ばれるまで待合室で待つ
3.名前を呼ばれたら、診察室に入る
4.子宮がん検診の手順の説明
5.日常生活や質問票の内容について質問
6.検診(10分程度)
7.箱を渡され指定の場所へ持参
8.終了


結果は、3週間後に手紙で届くとのことです。でも、手紙が届かなかった場合は電話してね、すぐに確認して対応するからと言ってくれました。ただ、私の場合は来週から数か月間アメリカで暮らすことになるため、手紙が届いたかどうかが確認できません。そのため、アシスタントの方に結果の手紙は送ってもらい、その上で3週間後にアメリカから電話をするので、電話にて結果を教えてもらいたいことを伝え、了承してもらうことができました。

これから、子宮がん検診を受けようとしておられる方に、実際にオランダで子宮がん検診を受けてみて、日本と違う点・びっくりした点を参考にお話しします。

オランダで子宮がん検診を受けてみて、日本と違う点・びっくりした点

1.アシスタントの方が対応

検診はドクターではなく、アシスタントの方が全て対応してくれます。

2.診察室がオープンである

日本だと、着替えるためにカーテンがありますが、オランダにはありません。一応、着替える際に「どこで脱いだらいい?」と聞くと、当たり前のように「ここで脱いで、下着はこの椅子にでも置きましょうか。」と(笑)、はい、目の前で脱ぎました。

3.サンプルは自分で病院に持参

検査終了後に、黄色い箱を「はい、これね。」と渡され、「これは、何なの?」と聞くと、当たり前のように「さっき採取した、サンプルよ。今からいう病院に持って行ってね。それで、終わりよ。」と・・・「えっ?!自分で持っていくの?」とびっくりしてたら、笑いながら「オランダではそうよ。」と言われました。これには、びっくりしました!

しかし、よかったのは以前の記事で書いたように、サンプルを提出する病院が隣であったため、検査後の疲れた体には、とても助かりました。これで、遠い場所だったら辛かった・・・本当に、ここにしてよかったです。そして、無事に受付にて提出し終了しました。あとは、結果を待つのみです。

家に帰って、相方にこの話をしたら「オランダらしいシステムだね~。」と大爆笑でした。

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