今回は、オランダの幼児教育プログラムの1つであるVVEプログラムについて紹介します。
VVEプログラムとは?
VVEとは、Voor en vroegschoolse educatieの略です。このVVEは、言語などの分野で遅れをとっている子供達を対象に、就学前の施設(幼児グループ)から始まり、小学校のGroep1/2まで続きます。その目的は、遊びながらオランダ語を学ぶことで、未就学児が遅れをとることなく小学校のGroep3に進学ができるようにすることです。VVE詳細はコチラ⇩
・同年代の子供に比べオランダ語の遅れがある場合
・子供が多言語家族の出身である場合
・家庭でオランダ語が使用されていない場合
我が家の場合は、家庭で3か国語を使用しているので「子供が多言語家族の出身である場合」という枠で申請しました。
VVEは何歳から?
VVEのプログラムは、2歳半~4歳までが対象になっています。VVEへの申請の仕方
KinderopvangやPeuterspeelzaalに通う幼児は、Consultatiebureau(小児保健所)からの推薦状を出してもらい申請してもらうと、小児保健所と学校側で話し合いをしてくれ許可が出るとVVEプログラムを受けることが出来ます。この手順を踏むと、無料でサービスを受けることが出来ます。小児保健所(Consultatiebureau)については、「【海外育児】オランダの予防接種や乳幼児定期健診について」で詳しく説明しているので、そちらを確認下さい。
VVEの内容について
VVEの内容は、正直学校や教えてくれる方により異なります。息子の学校は、外国人がいないローカルな学校だったので、VVEを希望をしてはいましたが、そもそも息子が学校に入るまで外国人がいなかったのでVVEの必要性がなく、この学校では予算がおりておらず受けられませんでした。でも、それから数か月後にConsultatiebureauと学校から「VVEの予算がおりたため、息子君はVVEが始められますよ」と連絡がきました。もう、かなり希望を出してから月日がたっていたので正直忘れていたぐらいです・・・。
その後、息子は午前中の週2回はVVEプログラムとして、学校に通うことが出来ました。そのため、週4日学校に通っていたのですが、その内の半分は無料で通うことができ助かりました。
実際の内容は、息子の場合は週2回午前中(4時間)学校にいき、その中の1時間のみVVEの先生が来てくれ息子と先生が1対1で絵本を読んだり、歌を歌ったり、ままごとをしたりしながらオランダ語強化のサポートを受けていました。そうなんです、VVEのプログラム実質は1時間のみで、残り3時間は普通に学校でみんなと遊んでいました。
その他言語サポートについて
その他の、オランダで受けられる子供のオランダ語サポート支援については、VVEプログラム以外にも、Taalmaatjeがあります。Taalmaatjeとは、ボランティアの方が週に1度1時間、家に来てオランダ語を教えにきてくれるサービスです。こちらも無料で受けられます。子供の年齢により、教える内容や教え方は異なりますが、息子は3歳の時に2~3ヶ月のみでしたがTaalmaatjeに来てもらっていました。来ていただいていた方は、定年された女性の方で、以前は語学学校で教えていたり、教育業界で働いていた経験のある方でした。そのため、小さな子供との接し方や、教え方も心得ておられたので安心してお願いすることができました。内容は、一緒に絵本を読んだり、ゲームをしたり、歌を歌ったり、パズルをしたり遊びながら単語や質問を投げかけ、表現の仕方や発音なども丁寧に教えてくれていました。
また、教える内容や教材はTaalmaatjeが考え用意してくれますが、親が希望を伝えるとそれを考慮した内容を組み込んでくれます。たとえば、息子の学校では6週間ごとにテーマが決められていてそれに関することを学ぶカリキュラムになっていました。そのため、Taalmaatjeに学校から送られてくるカリキュラム内容を共有し、その内容も含め教えてもらうようにしていました。
息子は、週に1度彼女が家に来て一緒に遊ぶのを毎回楽しみにしていました。
このサービスは、GGDとの2歳児健診時に必要・または親が希望をすればGGDを通してTaalmaatjeを探してくれます。息子は言語レベル的に問題なしと、2歳児健診の時に判断されましたが、家でできる事は限られてくるので、GGDにお願いしボランティアの方を探してもらいました。
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