今日は、また1人学生が旅立ちました。
彼は、日本に来たばかりの時は、日本語が分からない中、それでもいつも何事にも前向きに挑戦する、心優しい強さを持った学生でした。
はじめは、英語で対応できる人がいなかったため、私が対応する事になったのが始まりでした。それからは、ほぼ毎週のようにずっと相談にのったり、じゃあこれからどうしていこうか?と話し合ったり、日本での生活や就職についてサポートをしていました。
久しぶりに会い、いつものように話していると
「私は明日、国に帰ります」と
もうあまりに突然の事にびっくりして
「えっ!?明日?」
「はい、明日です」
「びっくりした!国に帰るんだ。そっか、明日か、、、明日なの?」
と何度も聞いてしまいました。
「それで、最後に先生にお礼をいいたくて、本当にありがとうございました。たくさんサポートしてくれて、助けてくれてありがとうございました。」と、、、そういってプレゼントをくれました。
仕事帰りの電車の中で、プレゼントを開けて何かウルウルしてしまいました。
中には、可愛いエスニック調のブレスレットと、小さいケースが入っていました。そして、英語で書かれた手紙。
小さな字で書かれている手紙は、文章とその字を見てなんだか目頭があつくなりました。この時期は、涙腺が弱くなってしまいます。
私は感謝されるほど、何を彼に与えられたのか。ちゃんと支援できていたのだろうかと考えました。
最後に挨拶に来てくれて、手紙もくれて、なんか寂しい気持ちと、嬉しい気持ちが混ざって不思議な気持ちでした。
これから国に帰っても、頑張ってほしいと心から願っています。
それにしても手紙っていいですね。