海外生活 Life in the Netherlands: いつかどこかで

2011年9月22日木曜日

いつかどこかで

今日は、担当していたプログラム生の修了式でした。

各国から選ばれた優秀な子達ですが、言語も違う、文化も違う、知り合いもいない新たな環境の中、この2年間本当に頑張ってくれたと思います。

一緒にお腹を抱え笑ったり、楽しい事もあったし

ホームシックになっていた事もあったし

うまく行かなくて自分に自信をなくしていた事もあったし

自分にとって利益になることだけを考えチームとしてうまく行かなかった事もあったし

たくさんの葛藤と、前向きな妥協

そして、たくさんの思いや経験を共有しあった仲間との思い出があります。

また、異文化の中、彼らを通じて、私自身も学ぶことがたくさんありました。

卒業生のスピーチの中で「ここで過ごした2年間は私の宝です。そして、ここで出会った友達や、お世話なった方々、先生方、本当にたくさんありがとうを言いたいです。私にとって、ここは家みたいでした。私は明日からここに来る事がないのは寂しいです。だから、今朝はゆっくりゆっくり学校に来て周りました。私はこれから頑張ります。たくさん頑張ります。最後に、ひとつ言いたいです。みんなサイコー!!」と・・・。

泣かしてくれます!こんなスピーチが続くもんだから、私は涙をこらえるのが大変でした。

そんな彼らも、もうすぐ社会人です。

これから、社会に出て、日本だけではなく世界中で活躍していく人財です。

来月から、入社する学生もいれば、卒業後、一度国に帰り、また4月の入社前に戻って来る学生など様々です。

さらには、社会人になったら休みが取れないからとアメリカに2ヶ月遊びに行く人も。

寂しい気持ちもありますが、何より皆が元気に笑って卒業を迎えることが出来て本当に嬉しい気持ちです。

これから社会に出て、壁にぶちあたる事、悩む事も必ずあります。

そんな彼らにエールを送りました。

そして、本当に苦しくてどうしたらいいか悩んだ時は、いつでも連絡しておいで!と背中を押しました。

世界は広いようで狭い。

だからこそ、昨日みたいに、いつかどこかで、また会える時が必ずあると思っています。