前回から数回に分けて日本では、なかなか紹介されないオランダのアートイベントについて、紹介しています。
第1回となる「【DDW2016】Design Academy Eindhoven(デザイン・アカデミー・アイントホーフェン)卒業展」も合わせて読んでもらえると嬉しいです。
第2回目は、Dutch Design Week(ダッチ・デザイン・ウィーク)の概要と詳細内容について「【DDW2016】Dutch Design Week Eindhoven(ダッチデザインウィーク) Part2」でお伝えしています。
2016年の今年は、9日間で過去最高となる約29万5000人の人達がDDWに訪れました!会場となる場所や数も毎年異なりますが、今年は全部で110ヵ所で多くの作品に触れることができ、アートを身近に感じることができたのではないでしょうか?
今年のアートイベントは終了しましたが、各エリアごとの紹介や、おすすめコース、アートイベントの様子や雰囲気を感じてもらい、来年は是非見に行ってみたいと興味をもって、訪れてくれる方が増えれば嬉しく思います。
Dutch Design Week(ダッチ・デザイン・ウィーク)は、オランダ最大のアートイベントですが、ガイドブックにも載っていないし、日本語で詳細を紹介しているサイトがなかったので、このブログではじめて紹介していきたいと思います。
※Dutch Design WeekをDDWと略しています。
DDWのエリアとおすすめルートについて
まず、Dutch Design Week(ダッチ・デザイン・ウィーク)は、大きく分けてStrijp Area(ストライプ・エリア)、Central Area(セントラル・エリア)、East Area(イースト・エリア)の3つのエリアに分かれています。初めて参加する人も、目的がある人も、110ヵ所から見たい作品や好きなアーティストを選択して見て周るのもよし。
ただ、多すぎてどれを見て周ればいいか分からないという方には、毎年配布される地図の中に「My First DDW」「Now Future Route」「Social Design Route」「ELLE Decoration Design Route」「Digital Route」など、様々なおすすめのコースが紹介されているので、それを参考にしてもいいと思います。また、この地図は当日会場にて無料で配布されていますが、アプリケーションをダウンロードしてみることもできるので大変便利ですよ。
2016年度のDDWの開催詳細、地図、参加アーティスト等については以下「DDW2016 Plattegrond DEF」からPDFを確認することができます。
DDW2016 Plattegrond DEF
チケットについて
DDWのチケットは、リストバンドがチケット代わりです。当日会場で購入も可能ですが、事前にサイトから購入し、当日はチケットカウンターにて、e-ticketを提示すればリストバンドを手首に固定してくれます。ちなみに、チケットには、以下が含まれています。・開催期間(9日間)全て含むチケット
・Van AbbemuseumのDDW開催エリア
・Philips Museum(フィリップス・ミュージアム)への入場料50%割引
・開催期間中のABN AMROのレンタルバイクが無料
・Design Academy Eindhoven(デザイン・アカデミー・アイントホーフェン)の卒業展
・DDW Musicが基本無料(ただし、コンサートだと5ユーロ必要です)
無料で借りれるABN AMROのレンタルバイクは、以下の自転車になります。
リストバンドについて
チケットについてですが、このDDWのチケットの良い点は、一度チケットを購入すれば、9日間何度でも自由に、全てのDDWを見て周ることができることです。ただ、逆に変えてほしいなと思うことは、写真のようにチケットがリストバンドのため、一度手首に固定されるとはずすことができません。もし、1日だけDDWを見て周るのであれば、一日の終わりにハサミで切ることができますが、9日間いろいろ見て周りたいと思っている方は、つまり9日間手首にはめたリストバンドを外せないということです。
私は、サポーター専用のリストバンドをしていましたが、やはり違和感を感じ、何度かはずしたい!という気持ちになりましたが、我慢しました。最終日に、ついにハサミでリストバンドを切った時は、すごく自由な気分になりました(笑)
DDWは大きく分けて3つのエリアに分かれている!
では、ここからは各エリアの作品の一部や写真を紹介していきます。先ほど述べたように、DDWは以下の3つのエリアに分かれています。・Strijp Area(ストライプ・エリア)
・Central Area(セントラル・エリア)
・East Area(イースト・エリア)
まずは、DDWのメイン会場でもあるStrijp Area(ストライプ・エリア)からお伝えしていきます。
Strijp Area(ストライプ・エリア)
まずは、Strijp Areaのメイン会場であるKlokgebouwの建物に行ってきました。プレスの方なども、この会場に行っていただくよう案内をしていました。Klokgebouwの建物内は、ホール1~4で展示されているテーマや作品の内容が異なります。その中でも、私はホール3と4に興味があったのでじっくり見て周りました。
ホール3は主に、テクノロジーやフューチャー・デザインを中心に展示されており、例えばロボットだったり
VOLVOの「ORTEGA」は、デザインも素敵です!
同じく、VOLVOの未来の車が紹介されており、下の写真のように見た目は50年代のようなクラッシック感もありますが、機能は快適で未来の車を感じさせてくれます。VOLVOのサイトに紹介映像がアップされているので、以下の「VOLVO FUTURE OF DRIVING BEYOND」から確認してみて下さい。
VOLVO FUTURE OF DRIVING BEYOND
次に「The Domestic Drone」も面白いと思った作品が、家族の一員として、家族を見守り助けてくれるドローンです。詳しくは、以下「The Domestic Drone」からYoutubeの映像を確認できます。
The Domestic Drone
いち早く火に気が付き、消火もしてくれるようです。
あと、こんな傘があれば、雨が気まぐれに降るオランダでも、楽しい気持ちになるだろうな~と思ったのがKaspar Jansenの作品である「A Drop of Light~Under mother's light umbrella~」です。Youtubeに紹介ビデオがアップされているので、以下「Under mother's light umbrella」から見てくださいね。
Under mother's light umbrella
写真のように、雨のしずくが傘に触れると、光る仕組みになっています。
そして、別のホールに移動し興味を持ったのがAusteja Platukyteの作品である「Zero Waste lifestyle」です。
Zero Waste lifestyle
Austeja PlatukyteのWEDサイト
ちょっと長くなったので、Central Area(セントラル・エリア)、East Area(イースト・エリア)については、次の「【DDW2016】Dutch Design Week Eindhoven(ダッチデザインウィーク) Part2」のブログで紹介します。合わせて読んでみて下さいね。
ちなみに、DDW2017の開催は2017年10月21日~29日ですので、興味のある方は是非オランダのアイントホーフェンに訪れてみて下さい!
【お知らせ】
Facebookからの紹介をはじめました!お時間がある際に見て頂き、いいなと思ったら「いいね」をお願いします。こちらから、お立ち寄りください。
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿